満鉄の正式名称は南満州鉄道株式会社。明治末期、いまの中国東北地区、すなわち満州に日本が進出し、その経営のためロシアからうけついだ東支鉄道の利権をもとに設立された。鉄道敷設とともに、日本の資本輸出の筆頭として、原料の確保、商品市場の形成をめざして、近代工業地帯化を推進し、経済的のみならず軍事的色彩を濃厚にもっていた企業である。したがってきわめて広範な調査活動を展開しており、しかもファシズムの時代に科学的良心を守って執筆されている。植民地研究に必備の資料といってよい。
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