江戸幕府の初期、古くは天正12(1584)年から文政2(1819)年に至るまでの旗本のうち、大番、書院番、小性組、新番、小十人組の五番方および納戸、腰物方を勤めた『番士』の補任録である。任命順に各人の禄高や経歴が詳記され、名鑑・伝記としてのみならず幕府政治の基本を知る好史料である。 岡野孫十郎融明(1500石)は、文政3年7月24日付で中奥番から小十人頭に栄進したが、彼が編纂した「御番方代々記」全393冊に総目録を付して幕府に献上したのはこれより先の同月8日である。この功労に対して翌8月13日に黄金と時服を賜わった。
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