大正デモクラシーの論客
労働農民党の輝ける委員長
米国亡命十六年
平和運動のリーダー

早稲田大学現代政治経済研究所所蔵


 大山郁夫(1880-1955)は、早稲田大学政治経済学部を卒業(1905)後、シカゴ大学、ミュンヘン大学に留学(1910-14)、1915年早稲田大学政治経済学部教授となり社会科学的実証主義による「科学としての政治学」の確立を目差す。「早稲田騒動」(1917)で辞任、大阪朝日新聞社社会部論説員となるが退社、長谷川如是閑・川上肇と『我等』を創刊(1919)、大正デモクラシーの論客として活躍。早稲田大学に復帰(1921)するが、労働農民党委員長就任が「大山事件」(1927)となり退職。衆議院議員に当選(1930)。米国亡命(1932-1947)、ノースウエスタン大学政治学部調査員。帰国後、早稲田大学教授に復帰(1947)。参議院議員に当選(1950)。「国際スターリン平和賞」受賞(1951)、平和運動に挺身する。

 今回マイクロ化した資料は、主に二つの資料部からなっている。一つは、それまでほとんど公開される事のなかった大山家から寄贈された資料を中心に、その後収集したものも含む。その内容は、幼少年期から亡命以前、アメリカ・ドイツ留学時代、アメリカ亡命時代、さらに帰国から死去までの全生涯にわたる資料および書簡、写真、蔵書・雑誌等を含み、項目別に分類されている。もう一つは、ノースウエスタン大学所蔵コールグローブ文書中の大山郁夫関係資料である。早稲田大学現代政治経済研究所が入手したコピーを利用した。K.W.コールグローブは極東アジアが専門の国際政治学者で、当時学部長の職にあり、大山の亡命中公私にわたる比護を惜しまなかった。
 近代日本における民主主義の確立に多大な影響を及ぼした大山郁夫の、初期の内面や私生活、資料の少ない亡命中の様子を知る資料も含まれており、生涯にわたる思想・行動を示す貴重な資料となっている。

原  本 早稲田大学現代政治経済研究所所蔵「大山郁夫関係資料」
大山家寄贈資料およびノースウエスタン大学所蔵
コールグローブ文書中の大山郁夫関係資料
フィルム 35ミリ ポジティヴ ロール 40リール
目  録 解説 黒川みどり『大山郁夫関係資料目録』B5判172頁
価  格 \672,000(分売リール単価\18,480 )
大山家寄贈資料(32リール)\537,600
コールグローブ文書大山郁夫関係資料(8リール)\134,400


(価格は税込み)

収 録 概 要

大山郁夫略年表


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