日英関係の過去、現在、そして未来


第二次世界大戦前の極秘文書

また、四半世紀後、第二次大戦の初期に、今度は首相となっていた祖父は、日本が侵略への道を突き進む前に、最後の説得を試みました。真珠湾攻撃のわずか8日前、1941年11月30日にローズヴェルト大統領に宛てた極秘電報の中で、以下のように述べています。


本日の行動
旧海軍の人物から大統領へ
通常の連絡経路を経由、個人書簡・極秘

日本と英米両国との間の戦争を回避する上で、まだ試されていない重要な手段があるように思われます。それは日本によるこれ以上の侵略行為はただちに重大な結果をもたらすことになる、という宣言を、秘密もしくは公に行うことです。もちろん、あなたの側で憲法上の問題をともなうことは承知です。しかし日本が、侵略に対する明確な警告なしに戦争に突入していくことは悲劇的な結果をもたらすでしょう。あなたが適当と考えられる時期に、その時期はもう間近に迫っているように思われますが、日本による侵略行為がこれ以上つづけば、自分は最悪の事態を議会に提出しなければならない、というような意味のことをおっしゃっていただけないでしょうか。

もちろん私の方も同様な宣言をだすか、もしくは共同宣言としますし、いずれにしてもあなたの側とタイミングを合わせるための準備を整えております。僭越にもこのような行動をあなたにさせようとしている私をご容赦ください。しかし私はこの行動により事態を変え、戦争のこれ以上の継続を防ぐことが出来ると信じているのです。

しかしこの電報の8日後に大日本帝国海軍は、真珠湾の米国太平洋艦隊を攻撃し、まさに祖父が回避しようとした戦争の長期化が起こり、日英両国およびアメリカに多くの苦しみと流血をもたらす結果となってしまいました。


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1. 日本と英国の共通点
2. 両国の歴史的関係
3. 第二次世界大戦前の極秘文書
4. 現在の日英交流
5. 日本人の皆さんへ