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Net Pinus 63号

雄松堂出版刊『築地外国人居留地』補遺2

2006/03/25

イザベラ・バードについて
Isabella Lucy Birdについて
1831-1904

1831年10月、ワイトン・レクトリー牧師の家庭に生まれる。3才の時に妹ヘンリエッタが誕生。彼女は後年のイザベラが旅先から送る書簡の受信人となった。1875年に出版されたハワイ諸島の見聞録が大ベストセラーとなり、レディ・トラベラーとしての不動の地位を築く。1878年に来日、滞在中ヘンリエッタに宛てた日本の見聞録ともいえる書簡を 「日本紀行記」として1880年に出版。和訳:新異国叢書第III輯「バード 日本紀行」(雄松堂出版刊)北海道、東北など、当時の日本人にもよく知られていない異境の地の記録として貴重な評価を受けている。この本が出版された年に妹ヘンリエッタを失う。しかしその後も精力的にインド、チベット、朝鮮そしてまた日本と、世界中を旅して紀行文を書き続ける。最後の旅行となったモロッコ行きではすでに70才となっていた。1904年死去。その生涯は旅にはじまり旅に終わるものであった。

ヘンリー・フォールズについて
Dr. Henry Faulds
1843-1930

1843年スコットランドに生まれる。1874(明治7)年に宣教師、医師として来日、築地川を隔てた南小田原町に民家を一軒借り、ここに診療所を開く(健康社といったが一般には、築地病院と呼ばれていた。外科が専門であったが眼科の治療でも明治の医療に大きく貢献した。また、指紋の研究家としても世界的に知られ、彼の「科学的指紋法」は今も警視庁で採用されている。