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新古書への扉-古書の愉しみは十人十色-
専門知識がないと・・・そんなイメージを古書に持っていませんか?
実は古書の愉しみ方は100人100通りなのです。もっと気楽に、自由に古書を眺めてみましょう!
文字を読んで先人の知識を探求するのはもちろんですが、本はそれだけではありません。精巧な皮装幀から職人のこだわりに感銘をうけたり、写本のタイポグラフィーに斬新さを発見したり、一枚の美しい挿絵をぼんやりとながめてみたり・・・。ちょっと手ののばしにくい古書の世界に通じる扉・・・どの扉から入っても結構です。是非一度、古書の奥深さを覗いてみませんか? |

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今回は、小さな本について、とくに19世紀に出版された豆本をご紹介します。
豆本(Miniature books) の大きさに明確な定義はありません。目安として高さ7.5 cm 以下の本でルーペ無しで読める本のことを指すようです。もっと小さな本はマイクロブックと呼ばれ、大きな本(といっても小さな本ですが)は、小型本と呼ばれます。
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まずは「イギリス文学・詩 他」より29巻 木製キャビネット入り。
カーフとマーブル紙で美しく製本され、なんと小口もマーブル付け。
小さな本とはいえ手抜きは無く、製本に係った人々のエネルギーを感じる本ですね
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イギリス文学・詩 他
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つづいてこちら「詩集:ダイアモンド・クラッシック シリーズ」より47巻。
こちらも立派な木製キャビネット入り。
青いクロス装丁に金色の背文字、表紙にも金色装飾、裏表紙には空押し装飾が施されています。
小口には金付け。小粒ですが十分に豪華な装丁です。
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詩集:ダイアモンド・クラッシック シリーズ
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19世紀に鉄道を利用した旅行が一般化した時代、旅の共(友?)として小型の文学全集や聖書などを携帯することが流行しました。写真のようなキャビネットは装飾用で、実際はもっと携帯に便利なケースを使用したり、必要な分を個別に持ち運びました。現在の携帯ゲームのようですね。ちなみに、私は常に文庫本を持ち歩いています。 |
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つぎは聖書です。「子どものための聖書」(The Child's Bible.) 1876年頃 シンシナティ刊。
決して立派な装丁ではありませんが、挿絵25枚入り、文字数も少なく、分かりやすい聖書です。
教会で使用する大型聖書、携帯用聖書など聖書にもいろいろありますが、これも間違いなく聖書です。
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子どものための聖書
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こちらも聖書、「旧約・新約聖書」(The Holy Bible, containing the old and new tastaments... .)
刊年不明 グラスゴー刊。
豆本のなかでも廉価版でしょう。こちらは文字が小さすぎて拡大鏡なしでは読めません(筆者のみ?)。
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旧約・新約聖書
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つづいて拡大鏡付ケース入り「1843年暦」と「1814年・子どもの暦」。
19世紀前半、2点ともにパリのMarcilly社で刊行されました。
状態に差は有りますが、双方ルーペ付ケースに収められています。
装丁も同じ革、小さいながらも挿絵入りです(銅板画!)。
これも間違いなく書物です。
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1843年暦
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1814年・子どもの暦
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最後はご存知ちりめん本より「1960年の暦」。
これは筆者の私物ですが、17年程前、神保町で入手しました。
入手した理由は、筆者の生まれた年、昭和35年の暦だからです。
ちなみに雄松堂書店で取扱ったちりめん本のなかで最も若いちりめん本です。
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ちりめん本:1960年の暦
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豆本、小型本、最後にはちりめん本まで紹介してしまいました。
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サイズ比較:左が文庫本です。
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他にも多数、在庫の豆本がございます。ぜひ弊社ショールームで現物をお手に取ってご覧下さい。社員一同お待ち申し上げております。
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サイズ比較:左が文庫本です。
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