刊行の辞
天理大学附属天理図書館は、今を去るおよそ70年前、創設者2代真柱中山正善が図書文献類の収集をとおして、人を育て、道をひろめ、広く学術文化に貢献することを旨として創設されました。所蔵するところ、厖大な貴重書コレクションを中心に宗教、思想、言語、歴史、社会、文学をはじめとして、ひろく重要古典籍類より近世庶民資料に及び、東西交渉の実績、中国、西域その他、欧州、オリエント、アフリカ、両米大陸の資料にわたっています。
ところで、「ビブリア」は館報でありますが、創刊号・第2号は、本館に事務局をおいた典籍学会の機関誌として、昭和24年・25年に発行され、昭和30年典籍学会の書物宝護と活用の意志を受け継ぎ、同時に館報として復刊致しました。以来、書誌的研究を中心に未熟ながら半世紀近く、号数も百号をこえて続刊してまいりました。
かつて、昭和45年、開館40周年記念として雄松堂書店より創刊号から第37号までを複製刊行しましたが、その後30年、出版界も近年は、新しいメディア、「電子出版」が盛行しています。再度、雄松堂書店から、「ビブリア」の利用の簡便化をはかり、より多くの人に利用していただくべく、記憶媒体として信頼性の高いCD-ROM 版出版の企画がございました。制作に当たられました雄松堂出版のご苦労をねぎらい、敬意を表したいと思います。
今回の出版につき、ご協力、ご尽力いただきました関係各位に深謝し、一層のご支援を賜ることをお願い申し上げまして、刊行の辞と致します。
1999年7月
天理大学附属天理図書館 館長
飯田照明
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