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R.M.トムソン著「ベリー聖書」

商品見本

カラー図版18頁・白黒図版12頁・本文72頁
ISBN 978-4-8419-0327-0
51 × 35 cm

特装版(総革装・函入、別刷図版一揃付)……
25部限定発売
普及版 ………………………………………………
400部限定発売

雄松堂/ボイデル・プレス 共同出版

普及版 定価75,600円(本体価格72,000円+税5%)
特装版はご好評につき完売いたしました。

2003年1月17日付のTLSで「ベリー聖書」が取り上げられました。
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R.M.トムソン著「ベリー聖書」

 1135年頃、英国ケンブリッジ近郊のベリー・セント・エドマンズの修道院で製作され、現在ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジに所蔵される彩飾写本「ベリー聖書」(Corpus Christi College Cambridge, MS 2)には「画家ヒューゴ」によって描かれた細密画6点、挿絵入頭文字3点、装飾頭文字39点が含まれ、英国におけるロマネスク美術の最高傑作の一つと言われる。修道院の歴史記録「Gesta sacristarum」には、「聖具室係のハーヴィーが、その兄弟の修道院長のために大型の聖書を注文し、画家ヒューゴに美しく装飾させた」とある。現存するのは旧約部分のみである。
 ベリー聖書をはじめとするケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジのパーカー図書館が所蔵する写本・稀覯本の多くは、そのあまりの貴重さと劣化の危険性からこれまで閲覧が著しく規制されてきたが、このたび慶應義塾大学 HUMI プロジェクトとカレッジとの協力協定により、資料のデジタル化に向けた第一歩として写真フィルムによる撮影が開始されるはこびとなった。
 本書は、HUMI プロジェクトチームによって撮影されたベリー聖書の高精細なポジフィルムをもとに、細密画や装飾部分の大判カラー図版をふんだんに使用した本格的研究書で、写本の製作過程、出所、画家ヒューゴの作風、細密画の英国ロマネスク美術史に占める位置などについて、同時代の写本などと比較しながら詳細に解説したものである。


R. M. トムソンはタスマニア大学中世史学名誉教授、11〜13世紀ヨーロッパの学問史、図書館史、書物史の権威で、ベリー・セント・エドマンズやセント・オーバンズなどの英国内の修道院図書館や、年代記作者マームズベリのウィリアム(William of Malmesbury, c.1095-c.1143)などについての著作がある。現在、マームズベリのウィリアムの歴史著作全集、ウスター大聖堂の所蔵写本目録などを編集中であり、近く刊行される予定の「ケンブリッジ英国書物史」(Cambridge History of the Book in Britain)中世の巻の共同編者でもある。オーストラリア・アカデミー、王立歴史協会の会員である。


ベリー聖書とは  マシュー・パーカーとパーカー図書館について
12世紀英国ロマネスク写本装飾の代表的傑作 ─推薦文(高宮利行 慶應義塾大学文学部教授)



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