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世界で1部のみ現存する幻のキリシタン版 |
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解説:高祖敏明 原本所蔵:中国国家図書館 菊判 上製 200頁 2010年11月刊 定価7,140円(本体6,800円+税5%) |
| 『サカラメンタ提要』(Manuale ad Sacramenta Ecclesiae ministranda)は、1605年に長崎で二色刷り印刷されたキリシタン版の一種で、カトリックの典礼を執り行う固有な儀式の趣旨や次第、祈りや教えを収めた定式書である。現存するのは世界に8冊のみであり、とくに「付録」(SACRAMENTOTO SONO FOca xinajinano guini tçuiteno voxiye. サカラメンタとそのほか品々の儀についての教え)が付されているのは、8冊のうちでも中国国家図書館所蔵の1冊だけである。 1936年、上智大学のヨハネス・ラウレス神父によってこの「付録」が北京の北堂図書館に所蔵されていることが判明し、その際に撮影された写真のみが伝えられてきたが、原本はその後所在不明となっていた。中国国家図書館での所蔵が判明した後、鮮明な影印版及び現代語文が刊行されるのは今回が初めてである。 定式書は、ラテン語のほかに各地域の言語でも著されるのが普通であったが、教勢が急速に伸張し、1604年には日本人司祭も誕生していた当時の日本では、すべての内容を日本語文に改める時間的余裕がなく、必要性の高いものについてはローマ字表記の日本語にして本文に挿入するか、「付録」として巻末に綴じ込むという対応がとられた。『サカラメンタ提要』本文中にも随所に「付録」を参照するよう指示があり、「付録」を欠いては十分な研究は不可能であろう。国語学研究の資料として、また日本史資料としても重要な一冊である。 |
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| 本書の構成 |
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影 印 |
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翻 字(原文をローマ字と日本文字の活字体に組み替えて見開きで対照) |
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現代語文 |
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解 説 |
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高祖敏明 上智大学教授。イエズス会神父としての職務の傍ら、キリシタン研究に打ち込む。 |
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復刻版「キリシタン版精選」 |
| 復刻版 キリシタン版精選 金言集 |