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昭和10年代を代表する2大文学同人雑誌の復刻版

復刻版 日本浪曼派

オンデマンド版
復刻版『日本浪曼派』創刊号(昭和10年3月)〜終刊号(昭和13年8月)
全29号(合本4冊) 付別冊付録*
A5判(原型) 上製 2,858頁 各号の多色刷表紙を再現 
2007年5月刊 ISBN 978-4-8419-3002-3
定価68,250円(本体65,000円+税5%)
*別冊付録
  
「日本浪曼派とはなにか」 A5判 上製 200頁 昭和46年刊
解説編(執筆:大久保典夫、樋谷秀昭、栗原幸夫、谷崎昭男、塚本康彦、那珂孝平、長谷川泉、針生一郎、水島治男)
回想編(執筆:同人17人)
日本浪曼派研究文献一覧(神谷忠孝編)
「日本浪曼派」総目次、執筆者別総索引


 雑誌『日本浪曼派』は昭和十年三月、新保光太郎、亀井勝一郎、中島栄次郎、中谷孝雄、緒方隆士、保田与重郎の六人によって創刊され、爾後、『青い花』同人の太宰治らが加わり、終刊時では五十名以上の同人を擁する文学運動を展開し、二十九号をもって終刊した著名な文学同人誌である。

 創刊の辞で「今日文学する青年の精神は、正に前代未だ知らざる切迫の極点に形成され、而て未だ多く常に先代の糟粕を嘗めて去執に迷ふ。僕ら乃ち進んで浪曼派を云ふ、この包蔵せる意識に将に道を拓かんとする。或ひは常住内に思ひて心痛しとするもの、我が古典の未樹、我が趣味の未修にある。今漸んで新文学を唱へ、以てこの営為に問ふ有らむとする。芸文の道散りて多岐に遠く、心進んで文学の業また就り難い。僕ら今にして多難の道のため、『日本浪曼派』創刊を以て、世の真諦の知識人に応へんとする。青春一臂の情熱以て世に為すあらずんば、我が芸文の進展亦暫時止まん」と骨格を明らかにした日本浪曼派の文学は、評論に、詩に、小説に共通の浪曼精神を漲らせ、当時の青年たちに時代の青春の歌を与え、魅了し、昭和十年代初期の日本文学に強烈な足跡を残したのである。

 戦後から今日まで、『日本浪曼派』はさまざまな視角から俎上にのぼせられたが、『日本浪曼派』の文学運動が何だったのか、その本質規定は依然として明らかにされていない。今回、研究者、専門図書館などから要望が強かった、復刻版『日本浪曼派』をオンデマンド版で再版することになった。原本に忠実に再現された全号を総覧することにより、『日本浪曼派』の理解がより一層深まることを期待する。

『日本浪曼派』同人一覧
朝倉保平、石中象治、伊藤佐喜雄、伊東静雄、井上達、伊馬春部、岩田九一、大山定一、緒方隆士、亀井勝一郎、北村謙次郎、木山捷平、久保田正文、郡山弘史、小山祐士、今官一、近藤春文、斎藤信、駒田信二、坂本越郎、佐藤春夫、佐藤広、沢西健、新保光太郎、高橋幸雄、滝田勝、太宰治、橘好一、田村五郎、檀一雄、常木実、十返肇、外村繁、中河与一、中島栄次郎、中谷孝雄、中村地平、芳賀檀、萩原朔太郎、林房雄、原民喜、番匠谷英一、平林英子、福田実、舟橋埴郎、真杉静枝、松山武夫、緑川貢、三好達治、保田与重郎、山岸外史、雪山俊之、横田文子、淀野隆三、若林つや、渡辺寛

『日本浪曼派』表紙

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関連書籍のご案内『文藝文化』表紙 

【オンデマンド版】
復刻版『文藝文化』
創刊号(昭和13年7月)〜終刊号(昭和19年8月)

全70号(合本7冊) 付別冊付録
菊判(原型) 上製 3,824頁 各号の多色刷表紙を再現 
2007年5月刊行 ISBN 978-4-8419-3003-0 定価94,500円(本体90,000円+税)

『文藝文化』は、昭和十年代、日本固有の倫理意識に基づいて日本の古典美を謳歌した、独特の国文学雑誌といわれている。三十年以上前に小社が復刻版を発行した折には、瞬く間に品切れとなった本誌をここに待望の再復刊がオンデマンドにより実現した。