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| 通信全覧 正・続編 全60巻+総目録・解説(全61冊) 通信全覧編集委員会 編
通信全覧総目録・解説 田中正弘 著 原本20万頁、安政6年から明治元年までの2000項目以上の史料事項の検索を可能にした総目録。「通信全覧」の概要や沿革を解説、幕府外国事務官吏一覧表など四つの貴重な付録資料も掲載した。 |
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『通信全覧』および『続通信全覧』は、圧倒的な量を誇る幕末期の外交文書集である。
開国の鼓動を今に伝える史料群
周知のように前者の『通信全覧』は、近代日本の先駆的外交機構ともいうべき徳川幕府の外国方において編纂され、また後者の『続通信全覧』は積極進取の意気に燃えた創業期の外務省が編纂したものであった。
もとよりこの両者は幕末外交史の基本的文献であるが、当時、徳川幕府の取り扱った外交事務はたんに列国との条約締結交渉のみではなかった。それは来日の外交代表の接待や公使館の設置にはじまり、居留地の設定、遣外使節・留学生の派遣、漂流難民の対策、国境画定交渉、彼我殺傷暴行事件の解決交渉、艦船・武器の購入、鉄道の敷設、造船所の設立、洋銀の交換、生糸貿易、民事訴訟、彼我商民の雇傭・海外渡航問題、キリスト教徒の処分問題、博覧会参加問題等すこぶる広汎多岐にわたっており、したがって当時の外交文書はこれらすべてに関する問題を含み、幕末時の国内経済、社会的風潮、彼我貿易の実態、西洋文化の認識とその移入の事情、幕閣要路の列強に対する対応の変化などを知るうえで必須の史料群といえる。
すいせん文より―― 永井道雄(国連大学特別顧問)
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