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早稲田大学演劇博物館創立70周年記念出版
(影印版)

◆鴎外・逍遙というわが国を代表する二人の文学者・作家が協力しあって戯曲「マクベス」の翻訳が誕生した。
◆鴎外と逍遙の肉筆原稿。活字本では窺い知れない推敲のあとを読む。
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影印版 マクベス
森鴎外 自筆稿本
坪内逍遙 注
(大正二年 筆)
原本所蔵 ◆早稲田大学演劇博物館
発 行 ◆株式会社 雄松堂出版
刊 行 日 ◆1999年4月
定価73,500円
(本体70,000円+税5%)
ISBN 978-4-8419-0259-4
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体 裁
◆A3判 和装綴じ 箱入
◆限定 350部
◆序文(逍遙自筆草稿)3葉、
本文(鴎外自筆草稿、逍遙 注)143葉、(計146葉)
◆カラーオフセット印刷による影印版。
逍遙による付箋の注は原本通り手貼り。
◆解説(別冊) 小堀桂一郎
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◎本稿本は数少ない鴎外の戯曲翻訳の中でも、当時、シェイクスピア劇における第一人者であった逍遙による「序文」と懇切丁寧な「注」が付された貴重なオリジナル原稿である。
◎翻訳にあたっての鴎外の苦吟推敲のあとが随所にみられ、活字本では窺い知れない翻訳の成立過程を読み取ることができる。
◎鴎外訳と35箇所にわたる逍遙による注(付箋に朱書き)を横一線に並べて検討を試みることにより、わが国における外国文学の移入過程と翻訳文学・翻案物等の研究に有益な資料となろう。
◎鴎外、逍遙、シェイクスピア作品の愛好家、近代文学研究者、比較文学研究者、大学・短大図書館、文学記念館、公共図書館等にお勧めします。
−マクベス稿本の由来について−
近代劇協会の主宰者、上山草人は近代劇協会の第3回公演(帝國劇場)にシェイクスピア原作『マクベス』をとりあげ、鴎外に翻訳を依頼した。
鴎外はシェイクスピアに関しては第一人者であった逍遙に翻訳上の意見を求めた。逍遙はこれに応え、原稿用紙3枚にわたる序文を添え、30数箇所にわたって付箋に朱書き(毛筆)で注を施して懇切に意見を加えた。
草人は本稿本をアメリカその他、海外渡航の際にも携帯するなど常に身近に置き、家宝として大切にしていたが、当時すでに演劇活動の現場から退いていた事や万一の場合の散逸を心配して、昭和14年3月、逍遙の第4回目の命日にあたる2月28日に早稲田大学演劇博物館へ寄贈するにいたった。
「当時、鴎外は口述を以て執筆の煩いを省かれるご習慣であったのを、この原稿は最初よりおねだりして私が戴ることになっていましたのが…」と本稿本の由緒書き(演劇博物館長河竹繁俊殿宛書簡、昭和14年3月27日付)にある。鴎外の戯曲の翻訳草稿は極めて稀少で、完全な形で残っているのはこの「マクベス稿本」の他には「ファウスト稿本」が知られている。
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