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玉川大学教育博物館 所蔵 | |
メンデルスゾーン自筆ピアノ譜
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Felix Mendelssohn Bartholdy: 星野宏美(立教大学文学部助教授) 編・解説 B4判変型(320×244mm)、楽譜ファクシミリ48ページ+解説76ページ 定価49,875円(本体47,500円+税5%) 日本で発見され、国際的に注目を集めたメンデルスゾーン自筆譜のファクシミリ版。カラー高画質により複雑な修正箇所やインクの濃淡も精密に再現され、作曲者の息づかいを生き生きと伝える。若きメンデルスゾーンと老ゲーテの交流から生まれた《最初のワルプルギスの夜》は、ドイツ・ロマン派の代表的名作であり、その美しい自筆ピアノ譜は研究者のみならず、演奏家や音楽愛好家をも惹きつけてやまない。
日英2カ国語による解説では、全世界に散らばる関連資料と比較しつつ当該自筆譜(1843年)の考証が行われ、メンデルスゾーンの作曲プロセスに新たな光があてられる。《最初のワルプルギスの夜》の成立背景を伝記的・文化史的に読み解いた部分は、学際的に広い関心を喚起しよう。また、150年の歳月を経てこの自筆譜がドイツからイタリア、そして日本へと至った経緯は、いくつもの恋愛模様やメンデルスゾーン一族の没落にも関わり、あたかもドラマチックな小説を読むかのようである。1990年より玉川大学教育博物館に収められている「カサド・コレクション」の膨大な全貌がここで初めて明るみに出されることも意義深い。 《最初のワルプルギスの夜》の自筆ピアノ譜は、スペインのチェリスト、ガスパール・カサドがそのパトロン、ジュリエッタ・ゴルディジアーニ・フォン・メンデルスゾーンより受け取り、その後、カサドの妻となった日本人ピアニスト、原智恵子の親族を通して玉川大学に寄贈された。 |