ヨーロッパの博物館
A5判 並製 286頁 2007年11月刊 ISBN 978-4-8419-0459-8
ヨーロッパ5か国の博物館の歴史と現状を詳述。文化遺産としての存在意義、保存、活用、博物館の経営状況、課題等さまざまな視点から捉えていく。
オランダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツの各国固有の文化状況をふまえつつ、類似点、相違点を探る。 長い歴史に育まれた豊饒な文化遺産を抱えるヨーロッパの博物館、それらが絶え間ない変容を遂げ、今なお進化し続けていく生きた姿に接する。
文化遺産としての博物館はどうあるべきか。ヨーロッパの事情を学びつつ、日本の今後のあり方を考える。
18世紀における近代博物館の誕生、19世紀における発展、20世紀初めの苦難の時代と再生の現代まで。
オランダ:国民ひとりあたりの博物館密度は世界一。豊かなコレクション、大規模な展示、ユニークな博物館を紹介。
イギリス:「文化は民間のもの」という意識で、民間の財団や文化団体が積極的に文化活動を展開、博物館は社会的関心事。
フランス:国家主導型の文化政策が根幹を成し、文化予算は最も多い。博物館学も発達。所蔵品の管理だけでなく、来館者サービスの向上を図る。
イタリア:16世紀末に近代的な博物館の先駆けとなるウフィッツィ美術館が開館。豊かな文化遺産の管理に課題あり。
ドイツ:国際政治に翻弄された国。東西ドイツの統一とともに、博物館が再編された。ヨーロッパ最大の人口をかかえ、博物館数・来館者数はトップ。
コレクションの増大、博物館の新設と改装、展示の増加とテーマの多様化、来館者の増加とサービスの向上、組織の近代化、職業意識の再認識、運営の仕組み等。
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