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阿蘭陀宿長崎屋の史料研究

阿蘭陀宿長崎屋の史料研究

片桐一男(青山学院大学名誉教授 文学博士)

A5判 上製 350頁 2007年11月刊 ISBN 978-4-8419-0451-2

定価12,600円(本体12,000円+税5%)

 桜花爛漫の頃の長崎屋には、異国の人びと、長崎奉行所からの役人、通詞たち、幕府の天文方や訳員たち、お忍びの諸侯たち、江戸の蘭学者たち、町奉行所からは警備の役人が詰切りで出張し、越後屋をはじめとする定式出入商人も売り込みに、江戸城からは、なんと長崎懸りの御坊主までもやってきた。
 長崎屋を訪れさえすれば、蘭学界の顔触れに会うことができる、海外情報と珍奇な蛮品の入手が可能である。禁教・鎖国下の江戸において、そこ長崎屋は、唯一、異国スペースだった。
 本書は「I. 史料」「II. 史料解説」「III. 長崎屋をめぐる諸問題」と三章に分け、史料をていねいに読み解いていく中で、長崎屋の実態を解明していく。

収録資料
I 史料

江戸長崎屋の二階(片桐一男氏 所蔵)
江戸番通詞江戸逗留中勤方書留
蘭人参府中公用留
蘭人参府御暇之節検使心得方
参府之阿蘭陀人逗留中出役致候節書留
嘉永三戌年二月参府阿蘭陀人逗留中詰切出役書留
御用書留日記(嘉永三年分)
長崎屋娘の手紙二種
その他の史料にある長崎屋関連記事
江戸参府史料に登場する主要人物一覧
レフィスゾーンの江戸参府行程図
II 史料解説
上記項目ごとに解説
III 長崎屋をめぐる諸問題
長崎屋源右衛門の家業、阿蘭陀宿、場所・敷地・家屋、類焼・転宅、再建資金の調達、家族・使用人等、その後の長崎屋、献上物と進物、カピタンの売り物、カピタンの進物と残品を販売したのは誰か、長崎屋を詠んだ歌、長崎屋訪問の人びと 他

書評 片桐一男著『阿蘭陀宿長崎屋の史料研究』 松本英治


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関連文献
レフィスゾーン 江戸参府日記〈新異国叢書 第三輯 第6巻〉
片桐一男 訳  菊判 上製 函入 410頁 2003年刊 ISBN 978-4-8419-0298-3
定価5,775円(本体5,500円+税)
オランダ商館長レフィスゾーンによる江戸参府および出島への帰路の日記で、最後の江戸参府となった貴重な記録。参府に必要な心得や書留など日本側史料を収載。