百獣の王、獅子についての箇所には、重なり合う5つの円で構成されたすばらしい挿絵が描かれています。(時計回りに)狩人に追われ、尾で足跡を消す獅子。中世動物譜によると、雌獅子は死んだ子獅子を生みますが、三日後に雄が吹きかける息によってよみがえります。これはキリストが死の三日後に父なる神のもとへ昇ったのと同じです。アンブロシウスによると、病んだ獅子はその治癒のために猿を食べるそうです。中世動物譜によれば、獅子は慈悲ぶかい獣で、地に伏すものがいれば、その臭いをかぐだけで襲うことはありません。中央では獅子が蛇に襲われています。この蛇の灰は獅子にとって猛毒だと言われています。