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古典籍に親しむ
書誌学入門

書誌学入門

川瀬一馬 著、岡崎久司 編

菊判 上製 約280頁 ISBN 978-4-8419-0290-7

 定価3,990円(本体3,800円+税5%)


江戸末期までの和本を中心とした書誌学入門。著者の長年の経験から生まれた古書を識別するための知識がやさしく解説されている。体験談を交えた親しみやすい筆致で、「本物」に触れる大切さと喜びを伝える「読む入門」の書。


=目 次=
古書の審定と古び
古写本の年代の見分け方
(一)筆蹟・書風  (二)料紙  (三)装訂
古版本の年代の見分け方

(一)唐代の印刷遺品
(二)日本の印刷出版文化の特質
(三)奈良朝の印刷出版文化―百万塔陀羅尼
(四)平安朝の印刷出版文化
 (1)平安朝摺経 (2)摺仏・春日版の発生
(五)鎌倉時代の印刷出版文化
 (1)南都諸大寺の出版 (2)高野山その他地方の出版 (3)地方出版と浄土教版 (4)五山版の発生
(六)南北朝の印刷出版文化
 (1)初期の五山版 (2)最盛時の五山版
(七)五山版の漢籍
(八)地方版の出版
(九)絵入版本と国書の開版
(十)古版本摺刷度合の審定
(十一)古活字版の問題点
(十二)古活字版の見分け方
(十三)古活字版と整版との弁別
(十四)乱版その他
(十五)活字版と整版

江戸時代の版本
古典への愛惜
古典に学ぶ意味

自分を失いつつある日本/衣食足りて礼節を知らず/日本民族の精神的な根源は/古典に学ぶ/日本文化が形成された中世文学/古典の現代的意義について

古書の鑑賞

古書鑑賞の条件/愛書家は読書家/わが国古書の残存は世界一/往昔の書物の貴重性/原型を保つ書物の価値/書物の古香と内容/古書に現れた筆蹟の優劣/著者の原稿本その他/絵入本・表紙など/色刷の最初/嵯峨本等の美術的意匠/古書の装訂/和紙のこと/珍奇な書物/参考陳列書(書目後記)

古写本の鑑定

(一)宮内孫八の「鑑定暗の明り」
(二)鑑定をするには
(三)何故に鑑定を誤るか
(四)古写本の範囲
(五)実用的な書と芸術的な書
(六)古筆ということ

(七)古写本鑑別の基準
(八)書風の問題
(九)料紙の問題
(十)偽物作り
(十一)偽物の実例

名家自筆本の鑑定

(一)自筆本とは
(二)古写本中の自筆本
 (1)聖徳太子の「法華義疏」 (2)光明皇后の「楽毅論」
 (3)弘法大師の「風信帖」 (4)恵心僧都の「一乗要決」
 (5)初期の草仮名など(貫之の自筆本ほか)
 (6)西行自筆の『聞書集』と長明自筆の『方丈記』

(三)自筆本と書簡・短冊・色紙
(四)自筆本の興味は何か
(五)自筆本鑑定の問題点
(六)手鑑
(七)自筆本と時世の愛好

日本書誌学用語辞典(増刷出来)
続日本書誌学之研究
川瀬博士古稀記念国語国文学論文集
鸚鵡抄
古典籍覆製叢刊


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