雄松堂書店出版事業部芸術>手漉和紙聚芳

芸術(紙の本)

Fine Handmade Papers of Japan.

国際版 手漉和紙聚芳 全3巻

久米 康生 著

和装丁・帙入 300×210mm 1980年刊 
ISBN 978-4-8419-1127-5 (4-8419-1127-8)

定価189,000円(本体180,000円+税5%)品切

我が国が世界に誇る手漉和紙。年々衰退の一途をたどっていくこの伝統工芸への理解を広め、その遺産を後世に伝えるために、全国の紙漉きを訪ね歩いた著者が各地で集めた貴重な手漉和紙の実物207種(生漉紙・染紙・漉模様紙・加工紙)を和装本2巻に製本し、各府県の紙史や著名な紙の由緒などについて記した解説本を付した、550部限定(国内版350部・国際版200部)の貴重なセット。
国内版はすでに絶版となっており、和英二カ国語の解説の入れられた国際版も残部僅少となっている。洋紙や機械漉き和紙の普及におされ、本書出版時点(1980年)ですでに680戸を数えるだけになっていた紙漉きは、現在さらに減少しており、再版は不可能である。

 紙はながめるものでなく、生かして使う素材である。和紙の輝かしい歴史は、日本人の生活文化の全般に活用されたことで書き綴られたものである。そして和紙の伝統が生きつづけるためには、現代人の生活文化のなかにたくましくよみがえらせたいと思う。
 しかし、今わたしたちが和紙と出会う機会はきわめて少ない。…(中略)…全国約680戸の紙すきのうち、おもに専業者の漉いた200余点を集めたが、白い紙のほか染紙とか漉模様紙、型染紙などを数多く含めているのは、和紙つくりの現状をより強く反映させるためである。解説では各府県の紙史や標本紙の由緒と用途、紙すきの個性にもふれたが、和紙のもつ多彩さを理解してもらえれば幸いである。また標本紙には製作者の電話番号を記したが、和紙との対話のあと、さらに紙すきとも語り合うことを願っているからである。(編著者:久米康生の言葉より)

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