ムシ博士 ■フォリオって何?
(洋古書の大きさの表記について)

 外国の古書店のカタログを見ていると8vo.とか4to.と言った見慣れない表記が出てきます。
また、シェークスピアファーストフォリオとかクォート版と言った言葉を見聞きされた方も多いと思います。これらの言葉は(書籍の)何をあらわしている言葉なのでしょうか?

 実はこれらは洋古書の業界では書籍の大きさをあらわす目安となるformat(判型)と呼ばれる表記法方なのです。
書誌学的にはその書籍の構成要素である印刷された全紙を何回折るかによって決まります。すなわち全紙を2つに折ると4ページ分のフォリオ判を構成する折丁ができ、さらにもう一度折りたたむと四折判(8ページ分)の折丁ができ、さらに八折判、十六折判と折り込むに従い書籍の大きさは小さくなっていきます。

 また、同じ折り数でも紙の大きさによってサイズが違ってくると言う困った問題が生じてきますがオクタボの場合は通常A5判(新書版)くらいで、フォリオですとA3くらい、クォートですとその中間くらいの大きさを想像していただければ間違いないでしょう。この他に、Large folio, Small Folio, Large quarto, Small quartoとかSquare Octavo(正方形に近いoctavo), Oblong(横長本)と言った表記もあります。

尚、12mo.の折形については『西洋の書物』雄松堂出版刊で御参照ください。

洋古書の大きさ
二折判 フォリオ Folio 2°またはfol.
四折判 クォート Quarto 4°または4to.
八折判 オクタボ Octavo 8°または8vo.
十二折判 デュオデシモ Duodecimo 12°または12mo.
十六折判 セクストデシモ Sextodecimo 16°または16mo.


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