小さな挿絵の展覧会

George Barbier「ひだ飾りとレース飾り」
Falbalas et Fanfreluches 1922-26年刊行

L'Agression
L'Agression

La Luxure
La Luxure

Le gout des Chales
Le gout des Chales
Le' Air
Le' Air

Le Jour et la Nuit
Le Jour et la Nuit

Mille Sorel au bal grand prix
Mille Sorel au bal
grand prix
「ひだ飾りとレース飾り」は1922年から1926年にかけての5年間、それぞれ12枚ずつ計60枚配布されたファッションカレンダーである。 内容はバルビエが、国も時代も異なる様々なシチュエーションとモードを全て自らイメージし、彼独特のテーマを描き出しているものである。 大胆な構図及び鮮烈な色彩に加え、彼の織りなすロココ趣味、ジャポニズム、シノワリズムの魔術的な融合の世界は、見る者の目だけではなく、五感をも捉えて離さない。

ジョルジュ・バルビエについて
1882年フランスのナントに生まれる。1908年、版画の大コレクターであるロッソ・ブリソノーに才能を見出されてパリに上京。当時、東西の文化が結集していたパリにおいて異教徒の芸術品の数々や、象徴派の文学、ロシアバレー等に影響をうけ、生涯のテーマともなるギリシャ趣味、ジャポニズム、シノワリズム、オリエンタリズムの要素を培う。 モード画、挿絵画等のグラッフィックアートから舞台衣装、舞台装置に至るまでの様々な芸術活動をおこなったが、中でも20世紀初頭に制作したポショワール画によるデザインアルバム「ニジンスキー」や『モード・エ・マニエール・ドージュルデュイ』等に発表された一連のファッションプレートはアールデコ・グラフィックアートの最高峰の一つとして現代でも評価は高い。
[ポショワール画とは]
紙の上から、筆で絵の具を塗るステンシル版画のことである。それまでの単純なエピナールという民衆版画を、日本の型染めに影響をうけたジャン・ソデが改良した手法。一つのデッサンに対し、多い物であると30枚以上の型を使うことにより、これまでにない微妙なニュアンスの色彩を鮮やかに表現できることから、20世紀初頭のグラフィックデザイナー達はこの技法を活用した。

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