時祷書展

ご奉献
1. 神殿でのご奉献
羊飼へのお告げ
2. 羊飼へのお告げ
三人の死者と三人の生者
3. 三人の死者と三人の生者
ご奉献
4. ご奉献
ご奉献
5. ご奉献
聖マルティヌス
6. 聖マルティヌス
ダビデとゴリアテ
7. ダビデとゴリアテ
羊飼へのお告げ
8. 羊飼へのお告げ
祈りのダビデ王
9. 祈りのダビデ王
マギの礼拝
10. マギの礼拝
聖母子
11. 聖母子
 聖セバスティアヌス
12. 聖セバスティアヌス
ご訪問
13. ご訪問
十字架降下
14. 十字架降下
聖ゲオルギウス
15. 聖ゲオルギウス
聖母の戴冠
16. 聖母の戴冠
最後の審判
17. 最後の審判
聖ルカ
18. 聖ルカ
頭文字W
19. 頭文字W
受胎告知
20. 受胎告知
Bダビデ
21. Bダビデ
装丁
22. 装丁
大鎌を持つ死
23. 大鎌を持つ死

「時祷書」とは?

 個人の礼拝用に用いられた書。本文の中心を成す「聖母マリア小聖務日課」は聖務日課をもとにしており、一日八回、定時に行われる礼拝を簡略化したものである。この本文はすでに10世紀から知られていたが、元来は高位聖職者によってのみ読まれたもので、広く使用されるようになったのは12世紀に入り、時祷書が登場する以前の一般的な個人用礼拝書である詩篇集(Psalter)の本文に付け足されるようになってからである。個人により「聖母マリア小聖務日課」が朗誦されたのは、平信徒が聖職者の祈祷を真似ようとした願望の現れであった。

 「聖母マリア小聖務日課」のほかに、「典礼暦」、「諸聖人の連祷」、「とりなしの祈り」、「死者のための小聖務日課」(9世紀頃から登場)、「悔罪詩篇」(詩篇 6, 31, 37, 50, 101, 129, 142。13世紀の時祷書に初めて加えられた)、「都詣での歌」(詩篇 119-133)、種々の祈りなどがしだいに付け加えられた。さらに、「十字架の小聖務」、「聖霊の時課」、「三位一体の時課」、「受難の時課」などの聖務が時祷書に含まれることもあった。時祷書の標準形は13世紀ごろに整い、16世紀まで幅広く使用され、特にフランスとフランドルにおいて盛んに用いられた。時祷書の本文は各地方・教会の慣例により若干の相違がある。

 時祷書は中世のベストセラーで、比較的多数の書が残存している。ほとんどのものは彩飾が施され、彩飾の程度は依頼主の予算に相当していた。本文の主要な区切りに細密画が入れられていることが多く、これら細密画には、聖母マリアやキリスト、ダビデ王の生涯からの場面、聖人、死や最後の審判に関係した場面などの主題が描かれ、依頼主の肖像が入れられることもしばしばあった。また図像の他、装飾頭文字が入れられていることもある。

Michelle P. Brown, Understanding Illuminated Manuscripts: A Guide to Technical Terms.
(Los Angeles: The J. Paul Getty Museum in association with the British Library, 1994) より抜粋・翻訳

ベリー公ジャンの名宝
ランブール兄弟の傑作

豪華ファクシミリ版
ベリー公の
美わしき時祷書

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