ゴヤ 銅版画集「気まぐれ」 |
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「気まぐれ」とゴヤの知略
■「気まぐれ」とゴヤの知略
「気まぐれ」を理解するため、堀田善衛の「ゴヤ」4部作(新潮社版)を紐解いてみると、「気まぐれ」が「気まぐれ」でない、とんでもない版画集であることに気が付くのである。したたかな、ふてぶてしい、ゴヤの風刺の結晶なのである 堀田善衛の「ゴヤ」4部作を読了してはじめて、この版画集の冒頭に、トップ・ハットをかぶった、皮肉っぽい「宮廷画家」のゴヤの自画像が来たことの深い意図に気が付いた。「気まぐれ」は気まぐれに描いたデッサンですよ、何をガヤガヤ騒いでいるのですか、と横顔を見せてつぶやいている、ゴヤの知略を垣間みたのである。 次へ |