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エドワード・ヤング 長編詩「夜想」 ファクシミリ版
Edward Young - Night Thoughts.
1795年、ウィリアム・ブレイクはロンドンのとある書店から、英国の詩人エドワード・ヤングの長編詩「夜想」への挿絵の依頼を受け、全537点に及ぶ水彩画を提供した。結局、そのプロジェクトは金銭的制約のために断念されることになり、その後、内43点が1797年に1巻本で刊行されたが、残りの500点あまりの挿絵については、力強く鮮やかな作品を多く含んでいたにもかかわらず、これまで刊行されずにいた。本書は、その未完に終わった挿絵本を、限定ファクシミリ版で実現したものである。
537点の水彩画という量は、実に、長編詩の20行に対し1点に相当する。それのみで偉業というに等しいが、より特筆すべきはそれらの作品の美しさであり、「夜想」本文の装飾というよりもそれを凌駕し、圧倒的な存在感で本書を支配している。毎ページにわたってブレイクの想像力の広がりと創作にかける情熱を満喫することができる。
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ロアン公の時祷書 ファクシミリ版
Horae Principii de Rohan (The Book of Watches of Prince Rohan).
1500年以前にフランスで製作されたと考えられている写本のファクシミリ版。
長らくフランスのとある豪邸に所持されていたが、その後、プラハから100km北方にあるスィフロフ(Sychrov)城に移り、最後はチェコ共和国国立図書館に所蔵されていた。
このユニークな時祷書は23の細密画と11の装飾頭文字に彩られており、さらにそれらのきわめて豪華で美麗な欄外装飾は特筆すべきものである。アカンサス葉や蔓や花びらの飾り画は、ごく自然に詩人や道化師や遊女などのさまざまな登場人物の個性に合致している。
原本の美しさや質感は、金装飾箇所も含めて原本に忠実に再現されている。
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聖オルバン詩篇 ファクシミリ版
Il Salerio di St. Albans.
ヨーロッパ史における最も重要な写本のひとつと言われている「聖オルバン詩篇」は、女性の隠者Christina of Markyate(c.1096-c.1155)および聖オルバン修道院長Geoffrey de Gorhamに捧げられ、12世初期イングランドで製作されたものである。今日ヒルデスハイムの大聖堂図書館に所蔵されているオリジナル写本が、イタリア百科事典の出版で有名なTreccani社により、豪華ファクシミリ版として忠実に再現された。
本写本は以下の5項目から成っており、英国ロマネスク絵画の細密画や、初期フランス文学と古フランス語の生き残った実例とも言える世俗歌曲に彩られた、傑出した写本である:
* キリスト教典礼の暦
* キリストの生涯を描いた40の全ページ細密画
* 聖アレクシス歌曲、フランス語による教皇グレゴリオ書簡、エマオにおけるキリストの3枚の絵、善悪に関する談話、および詩篇の開始を示すBの文字、を含む折丁
* 詩篇・祈祷・雅歌集
* 聖アルバンの殉教と音楽家としてのダビデの二つ折り画
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ルイス・キャロル「地底の国のアリスの冒険」 ファクシミリ版
Lewis Caroll - Alice's Adventures under Ground.
「不思議の国のアリス」(Alice's Adventures in Wonderland)は、史上最も有名で愛されている童話のひとつであろう。世代を超えて多くの人々がチェシャー猫 (The Cheshire Cat)、帽子屋(The Mad Hatter)、にせ海ガメ(The Mock Turtle)などの登場人物に親しみ、その言葉遊び、ユーモア、シュールで風変わりな世界を味わってきた。
本書はその「不思議の国のアリス」の原型となった肉筆原稿である。アリス・リデル(Alice Liddell)という10歳の少女にせがまれて執筆し、1864年11月にクリスマスプレゼントとしてアリス・リデルに寄贈された。その極めて貴重な書籍が、豪華ファクシミリ版として復刻された。
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動物寓話集 ファクシミリ版
Liber Bestiarum.
本書は、13世紀中ごろに製作され、現在はオックスフォード大学ボドレー図書館に所蔵されている
動物寓話集写本のファクシミリ復刻版である。
中世ヨーロッパにおいて、動物の研究をすることは、自然界に現れる神の意思を読み解くことに等しかった。それゆえ、正確な観察よりも象徴的な意味の方が重要であることも多かった。特にその信念はイングランドに顕著であり、多くの最も魅惑的で美麗な動物寓話集の写本を生み出した。現存しているそれらの多くが豊富な金装飾に彩られていたり、あるいは教会の聖書のように大判であったりする中、本写本は、挿絵の優美さや決して大げさでない動物描写、動物に対する愛情のこもった親密さにおいて、大変な魅力を備えている。それらは疑いなく当時の優れた芸術家や写字生によるものであり、中世の写本における彩色の理想的な見本と言えよう。
他、本写本の特徴として、馬に乗った騎士が虎の子を誘拐しているシーンや、貴婦人が家来と鷹狩りをしているシーンなど、多くの挿絵が動物の人間界との関与を描いている点が挙げられる。猫が焚き火の傍で丸くなっていたり、鳥をもの欲しそうに眺めていたり、誇らしげに鼠をくわえているシーンなどは、挿絵画家の良く知っている動物への愛情が見受けられる。また、鳥類を描いた挿絵が他の写本に比べて非常に多いことも注目すべき特徴である。
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大英博物館所蔵 ホルカム聖書 ファクシミリ版
The Holkham Bible.
14世紀中ごろにロンドンにて制作されたと考えられる、英国ノーフォーク州のHolkham House図書館の後に大英博物館に所蔵されていた、ノルマン人の聖書物語を描いた絵解き聖書写本のファクシミリ復刻版。
ホルカム聖書は、元々は説教の際の視覚的な教材として制作されたが、中世14世紀のイングランドの日常生活を垣間見させる魅力的で興味深い資料となっている。創世記からイエス・キリストの生涯を経て最後の審判に至る、聖書の主要部分を含んではいるものの、真偽の疑わしい挿話も多く含まれており、その合致性は大まかである。また、全体にわたって豊富で鮮やかな挿絵が中心になっており、劇的な構成や繊細な色合い、ユーモラスな人間的描写などの特徴が合わさり、非常に独特な味わいを醸し出している。
挿絵は、金箔や銀箔の代わりに、おもにより時代を遡った時代に一般的であった淡い色合いの染料を使用。繊細で自然主義的なポーズは、中世の装飾における様式と異なり、古代ローマ時代のフレスコ画を彷彿とさせるものである。また、精密な織物・布や衣類の描写、ダイヤ柄の背景、赤で描かれたオークの葉など、様々な特徴を持つ、極めてユニークな写本である。
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ケルムスコット版チョーサー著作集 復刻版
The Kelmscott Chaucer.
ウィリアム・モリスの私家版印刷工房であったケルムスコット・プレスによって、1896年に刊行されたチョーサー著作集の復刻版。ウィリアム・モリスは、タイポグラフィー、装飾、そして本文に至るまで最も美しい本を作ることを希望し、本書を刊行した。100年以上を経た今でもその美しさと力強さは衰えることがなく、印刷物を優れた芸術品にまで高めた、ケルムスコット・プレスの最高傑作である。世界三大美書のひとつと言われている。
中世スタイルのフォント、彼が考案した表題紙と飾り縁や装飾文字などが、エドワード・バーン=ジョーンズの大変魅力的な木版画と一体化してチョーサーの詩的著作品に絶妙な環境を与えている。
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ラットレル詩篇 ファクシミリ版(デラックス版)
The Luttrell Psalter.
14世紀前半にイングランドで製作された600ページを超える彩色写本を復刻したファクシミリ版。オリジナル写本の色彩はもちろん、汚れや傷など細部に至るまで注意を払って原書の状態を忠実かつ精密に再現している。これまで当写本を閲覧し味わう機会は限られた人々しか与えられなかったが、本ファクシミリ版の刊行により、多くの人々の鑑賞、研究を可能にした。
『ラットレル詩篇』は、リンカーンシャー、エアナムの荘園領主であったジェフリー・ラットレル卿の依頼により製作された「詩篇」の豪華写本で、種まきや収穫などの農作業の様子や、ラットレル一家の団欒風景、上流階級の旅行の方法をはじめ、14世紀イングランドの人々の日常生活が生き生きと描かれており、当時の政治・社会・文化に関する最も重要な資料のひとつとなっている。
中世写本の専門家であるミシェル・P・ブラウン(ロンドン大学教授)による、この写本の製作場所・時期・理由・過程や、図像にこめられたさまざまな意味、また歴史的意義や特徴についての詳細で専門的な解説書付き。装丁に最高品質の山羊革を使用し、箱に収めたデラックス版である。
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ロベルト・ド・リール 詩篇
The Psalter of Robert de Lisle.
14世紀英国の重要彩色写本のひとつである、大英図書館所蔵ロベルト・ド・リール詩篇(The Psalter of Robert de Lisle)のファクシミリ復刻版。金箔細工を含め、原書における熟練工による最高品質の手細工技術を再現している。
本写本は多くの学者によってきわめて高い評価を得てきており、その挿絵は14世紀における最高のものと位置づけられている。特に、「The Magnificent Virgin and Child」や「The Crucifixion」は高く賞賛されており、「Christ in Majesty」や英国の壁画の作品なども特筆すべきものである。
ロベルト・ド・リール(Robert de Lisle)によって製作された本写本は、1339年に彼の娘であるAudere
に、彼女の死後はその妹であるAlborouに、そして最後はChequesaundesのギルバート会女子修道院に寄贈されるように規定されていた。その後、最終的にノーフォーク公爵に購入され、さらに英国王立協会に寄贈された。現在は大英図書館にMedieval Arundel Collectionの一部として所蔵されている。
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シェーデル著/コーベルガー印行 『世界年代記』 1493年 ニュルンベルク刊 ラテン語版
Schedel, Harmann / Koberger, Anton (printer).
- Liber Chronicarum Nuremberg, 12 July 1493.
本書は、ドイツの医者・人文学者シェーデル (Hartmann Schedel, 1440-1514)が、聖書をもとにして世界の歴史、地理に関する奇事、異聞を年代順に記述したもので、一般に『ニュルンベルク年代記』と呼ばれている。印刷者コーベルガー(Anton Koberger, 1440-1513)はニュルンベルクに印刷工房を開き、幅広く活躍したことで知られている。ヴォルゲムート(Michael Wolgemut, 1434-1519)と義理の息子プライデンヴルフ(Wilhelm Pleyden-wurff)による1800以上の木版画入り。
本ファクシミリ版は、スペインのブルゴス(Burgos)にあるサンタ・マリア大聖堂の所蔵本を原本としている。原本は木版画が全て彩色されており、本ファクシミリ版では、その彩色はもちろんのこと、シミや書き込み、破れた箇所を上から紙を貼って補修したページに至るまで忠実に複製。原本は、298(CCXCVIII)
葉目が印刷ではなく、本文が手書きされている。
総革装丁 *留め金付き *限定898部(限定番号入り)
本の大きさ:47 x 33 x 9.5 cm *紙の大きさ:45 x 31 cm *326葉 *箱入り
スペイン語の解説書付き
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ヴェリスラフ聖書
Velislai biblia picta. (Velislavova bible / Velislaus Bible)
14世紀前半、ルクセンブルク朝のボヘミア王ヨハンおよびカレル1世(カール4世)の時代の宮廷公証人であり、高級司祭であったヴェリスラフの命により作成された絵解き聖書のファクシミリ版。チェコ共和国国立図書館の許可により、同国の出版社Archa 90 Publishing Houseにより、当館所蔵の彩色写本から799部の限定出版として復刻された。色彩はもちろん、汚れや傷にいたるまで原書の状態を忠実に精密に再現されている。
絵解き聖書は、ドイツや中央ヨーロッパにおいて、聖書の物語を民衆や字の読めない人々のためにつくられたもので、「貧者の聖書」とも呼ばれ、人類史における最初の「漫画」とも語られている。
本書は中世後期の中央ヨーロッパにおける同種の彩色写本の中でも最も豊富な内容を誇っており、747点もの挿画を含み、旧約聖書の冒頭箇所から新約聖書の福音書や使徒の活動、ヨハネの黙示録、そしてチェコの守護聖人であるウェンセスラス王の伝説に至るまでの物語を描写。チェコ共和国、ヨーロッパ、そして人類の歴史的・文化的遺産としての価値を有している。
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